学校でも家でも、辛い気持ちを抱えている子っていますよね。
日々関わっている大人からすれば
・「辛くなるのは私のほう!」
と感じることはないでしょうか?
私は教師になって数年はずっとこう感じてきました。
今回は、控えるだけで子どもが落ち着く具体的な方法について詳しく解説します。
・ずっと昔のことを引きずっている子
・子どもがイライラする
・心に響く声かけを知りたい
・前向きに取り組ませたい
・忙しくてつい子どもに当たってしまう
などなど、お悩みの方の心が楽になるような配信をしております。
目次(タップでジャンプ)
辛い気持ちの子にやってはいけない!3つの関わり
控えたい関わり方は2つです。
①勝手に処理する
・「そんな昔のこと言ってるの?」
・「そこまで気にするほどではない」
などと、大人の価値観で伝えて処理してしまうこと。
私もよく言っていました。
どう感じるかはその子が決める
しかし、それを言ったところで何かが解決するわけではありません。
そして、大人の意見は理屈としては正解だったとしても、だからといって子どもは「仕方ないか」とはなりません。
いくら、
・些細なことであっても
・昔のことであっても
です。
どう感じるかはその子が決めることです。
素直に言えなくなる
そして、受け入れない関わりが続くと、その子はもうその大人には素直に言えなくなっていきます。
・「いつでもママを頼ってね」
と伝えていても、「言ったところで言いくるめられる」と感じたら、その子は本音で言えなくなるでしょう。
②表情だけで判断する
辛くなっている子に対して、よく
・「顔を洗ってきなさい」
・「休憩して良いよ」
と伝えることがあります。
私も伝えてきました。
特にそのこと自体は問題はありませんが、ここからがポイントです。
根本的に解決しているかどうか
その後、表情が元に戻ったとしても、それでOKにはしないようにしましょう。
表面上スッキリしているからといって、心の中はスッキリしていません。
ピークから少し下がっているだけです。
確かに内容によっては時間が経つにつれ、少しずつ傷は癒えていくかもしれません。
しかし、根本的な解決をしていない限りはスッキリはしません。
皆さんも無いでしょうか?
過去の辛かった記憶がふとよみがえったり、過去になにかあった人と同じ空間にいるだけで嫌な気持ちになったりすることはありませんか?
同じように、子どもが普通の表情をしているからといって、それでOKにしないようにしましょう。
お子さんと向き合っていることでしょう。
でも、きっと大丈夫。
一番大事なことは何かを考えたら、そんなに気にすることじゃないかもしれません。
本書には、麹町中でなくても実践できる、子育ての心構えを詰め込みました。
不安を抱えて育児に奮闘する皆さんの心を、ふわっと軽くする1冊です。
③形だけでおしまいにする
例えばケンカでモヤモヤしている子に対して、あなたはどう関わっていますか?
相手の子が謝ったからOKとはしていないでしょうか?
その子からしたら、ただ謝罪してもらうだけではスッキリしていない場合があります。
その子が
・どうすれば納得するのか?
と子どもの目線に立って考えることが大切です。
誰のためのものなのか?
大人が、「相手が謝ったからこれでおしまい。次から気をつけるように。」と形に沿って関わっていても、実は納得しているのは【大人だけ】ということがあります。
ケンカの仲裁一つにしても、それは本来子どものためにすることのはずです。
『大人のため』ではなく、『子どものため』という点を忘れないようにしたいですね。
私は様々なケンカに立ち会ってきました。
よくよく話してみると、子どもは
・「僕も謝りたかった。」
と謝罪をしてもらうだけではスッキリしていないことが多々あります。
本質的にどこに困り感を抱えているのか?
他にも
・宿題の最中にイライラしていたとしても、宿題が終わったからOKだ。
・やりたくなくてイライラする子には、やらせないからOKだよね。
など、大人の感覚でOKにしないようにしましょう。
本質的に
・何を求めているのか?
まで探っていけると良いですね。
どうやって探ればいい?
探り方は、よく子どもの様子を見るなどもありますが、直接聞くという形が一番早く確実です。
そのためには、大人から聞かれたことに対して素直に自分の思いを言えるような信頼関係が大切です。
信頼関係の高め方についてはこちら↓をご覧くだいさい。
まとめ
②表情だけで判断する
③形だけでおしまいにする
ポイントは、「その子がどう感じているか?」です。
子どもが、
・辛くなっている本当の理由は何か?
を考えることが大切です。
そして、その日々の寄り添う関わりを続けていくことで、子どもはまた大人を信頼し、大人に本当の辛い気持ちが言えます。
結果、大人は子どもの困り感を的確にサポートすることができるようになりますよ♪
お子さんと向き合っていることでしょう。
でも、きっと大丈夫。
一番大事なことは何かを考えたら、そんなに気にすることじゃないかもしれません。
本書には、麹町中でなくても実践できる、子育ての心構えを詰め込みました。
不安を抱えて育児に奮闘する皆さんの心を、ふわっと軽くする1冊です。