コロナ渦の子ども

新型コロナウイルスの発生によって、全国の子ども達は昨年度とは大きく違った環境の中で生活をしています。

「コロナだから環境が変わるのは仕方がない」と済ましていると、後々悪影響が及んでくると考えられます。

 

今回は新型コロナウイルスにおける環境の変化によって、

・子ども達にどういった困り感があるのか?

・私たち大人はどういった関わりをすれば良いのか?

についてのお話をお届けします。

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まず始めに

いつもこの皆さんには、『子どもの本来の力を引き出す方法』をお伝えしています。

そのために大切なことは、

・子どもの困り感を探り
・困り感を減らしてあげ
・気持ちに同調してあげる

ことがポイントです。

そこで、まずはコロナ禍おける子どもの困り感を考えてみたいと思います。

 

コロナ禍の子どもの心のケアの方法【こうやって関わる】

笑顔の家族

子どもの心の問題

子どもにはどういった困り感があるでしょうか?

具体的にいくつか挙げてみます。

 

◯学校・園での困り感

・マスクが辛い、面倒臭い

・運動会等のイベントの縮小、中止

・三密等のルールが大変

・夏休みが短かった

・学校、園のスケジュールが昨年度よりキツい

 

◯家での困り感

・お出かけが自由にできない

・旅行や遊園地等のイベント系が少ない

・友達を自由に呼べない

・親の仕事形態の変化によるストレス

 

など様々です。

 

仕方ないでは済まさない

ここで大事なことは、

・「こういう状況なんだから」

・「みんなも同じだから。」

・「そこまでこの子は気にしていないだろう。」

大人の感覚で片付けないことです。

 

以前までと違った生活に、子ども達は日々我慢をしています。

それが分かりやすく表れないとしても、今までもこれからも少しずつ負担となって蓄積されていきます。

普段からイライラしたり不安になったりする子はもちろん、そうでない子も心が辛くなっていく可能性が大いにあります。

大崩れする前にケアしてあげたいですね。

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具体的な対応方法

困り感を抱える子どもへの対応方法です。

 

①声かけ

困っていそうなことを大人から声かけしてあげてください。

・「いつもマスク辛いよね」
・「学校のスケジュールが去年と変わってしまって大変じゃない?」
・「運動会が無くなって残念だと思う?」

と言った具合です。

 

子どもが「そうだよ。聞いてよー。」と話し始めたらチャンス。

変に大人の意見は挟まないで「うんうん」「大変だね」と同調してあげてください。

この声かけはとても効果的です。

 

これによって子どもは決して解決しないとしても、

・自分の中に溜まっているものが吐き出せる
・相手に共感してもらえる
・言葉にすることで、どのようなことでモヤモヤしていたのか整理できる

といった効果があります。

 

このやり取りによって、子どもの心は話す前に比べて、随分とスッキリするでしょう。

このやり取りは、別の場面であっても困り感を抱えた子どもに非常に効果的です。是非やってみてくださいね。

 

言葉かけについてはコチラをご覧ください↓

 

②代替案(細かい話ですが使えます)

代替案を提供するのも効果的です。

 

子どもが例えば、

「せっかく楽しみにしていた遊園地が行けなくなった!」

と困っていることに対して、

「じゃあどこ行きたい?」

と素直に聞いても、また叶えてあげられないようなことを言ってくるかもしれません。そうなるとまた子どもはがっかりするだけです。

 

代替案を提案するのであれば、ちょっとしたポイントがあります

1:まずは『同調』と『協力したい意思』を伝える

「遊園地行きたかったね。行けなくて残念だよね。できるだけあなたには楽しんでほしいから協力はしてあげたいよ。」

 

2:予め、『お願いが叶えられないこともある』ということを理解させる

「でもね、先に言っておくけど、無理なところもたくさんあるからね。あなたのお願いしたことに無理だよっていうかもしれないけどそれでも良い?」

 

要は、「そこは行けない」と拒否されたことにショックを受けないように予防線を張っておくのです。

先に了解をとっておくと、子どものがっかり度はかなり軽減されます。

「県外は行けない」など具体的なことも伝えておくのもアリです。

その上で、ある程度子どもが納得できる行き先を考えてみてください。

 

まとめ

笑顔の子ども達

・日頃から子どもがどういったことで困っているかを考える
・定期的に声かけをして気持ちに同調してあげる
・代替案を考えるときは、子どもががっかりさせないように話をする

「しっかりと心配してくれている」と子どもが感じるだけでも効果はあります。

なんとなく当たり前の生活になりつつありますが、ぜひ「仕方ない」では済まさずに積極的に声を掛けてあげてくださいね♪

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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