日々の子どものお片付け・整理整頓。
本当は子ども自らやって欲しいのに、なかなか思うように行動してくれない。
悩まれているお家の方や先生方もたくさんいると思います。
この記事では、
・どうすれば自ら前向きに取り組むようになるのか
についてお届けします。
日頃から子どもの片付けに悩まれている方、なんとか自ら取り組んでほしいとお考えの方、ぜひ最後までご覧ください。
目次(タップでジャンプ)
このようなことはありませんか?
あるママさんからご質問いただきました。
皆さんは似たような経験はあるでしょうか?
どうしても最後は感情的になってしまい、結局子どもは嫌々やらされている状態。。。
毎日のことなので、大人もイライラ。そして子どももイライラ。この関わりがいつまで続くのか?
考えるだけでもうんざりしますよね。
「片付けしなさい地獄」です。
『自ら片付けできる子』にするコツ。苦手な子も工夫次第。
ぜひ皆さんも考えてみてください。
思いを比べる
ポイントは、親子それぞれの『片付けに対する思い』を比べることです。
実際にママさんに考えてもらいました。
・家に限らずどの場所でも自ら片付けしてほしい
・片付いていない部屋は私の気分が悪くなる
・やらなくても困らない
・片付ける量が多い
是非皆さんも、自分のお子さんや教え子のことを思い浮かべて考えてみてください。
大事なことはお互いの思いの違い
ここでのポイントは、大人と子どもで片付けに対する思いに大きな差があることです。
お互いの思いが別々の方向のままだと、意見がぶつかるだけです。
最終的に大人が無理にやらせたり、威圧的な態度をとったりしてしまい、子どもは仕方がなくやるだけの後ろ向きな片付けとなってしまいます。
さらにそのような関わりが日々続くと、片付けという取り組み自体が嫌いなものになってしまいます。
負のスパイラル状態です。
このままではいつまで経っても自ら「片付けをしよう」という子には育ってくれません。
ではどうすれば良いか?
子どもが「これならやってみるか」と思えるような働きかけが必要です。
ある程度会話ができるお子さんなら、聞いてみると良いです。
例えば、
・「何個なら片付けできる?」
・「手伝って欲しい?」
などです。
お望みどおりに日々サポートすることで、少ない量でも自らやれる日がきっと来るはずです。
まだ会話が難しいお子さんなら、ほとんどは大人が片付けてあげて、まずは一つから初めてみると良いです。
移動中・家事などのついでに聞けて便利です。
少しでも片付けができたら
できればOKではありません。ここからがスタートです。
しっかりと認める
たった一つの片付けであっても、自らできたことはしっかりと認め、そして喜んであげましょう。
・「教室がキレイになったね。先生も気持ちがいいな。ありがとう。」
この関わりはできるだけ続けてください。
大人は
・片付けなんて当たり前。
・部屋はキレイな状態が通常。
という価値観かもしれませんが、子どもは頑張っているのです。
言葉かけのポイント
ポイントは、「その子の行いが人に喜びを与えている」と感じさせることです。
それがやる気につながります。
褒めるだけでは弱いです。必ず喜んであげてください。
元々はやる価値の感じられない取り組み。
だったらその分、やる価値を感じさせてあげる必要があります。
やるもやらないも、大人の関わり次第で変わってきますよ。
まとめ
自ら前向きに片付けできるお子さんになって欲しいなら、
・その子にどうして欲しいか聞く。
・できる限りサポートをしてでも、「できた」と感じさせてあげる。
・できたときは当たり前と思わず、しっかりと認め、喜んであげる。
もしも片付けに価値を感じていない子であれば、是非大人が価値を感じさせてあげてくださいね。
移動中・家事などのついでに聞けて便利です。
最後までご覧いただきありがとうございました。