子どもの喧嘩の仲裁

子どもが対人トラブルで起こす問題行動。

例えば、

・物に当たる

・キレる

等にうんざりされていませんか?

 

・「もっと落ち着いて欲しい」

・「もっと普通に助けを求めて欲しい」

と感じる方も多いかと思います。

 

私はそういう時はついつい自分もイライラして、子どもに強く叱ってきました。

叱る方も疲れますよね。

しかし、今回のような会話の仕方にするようになってからは、子どもが目に見えて変わっていきました。

オススメの方法です。

本記事のメリットです
・子どもが自分の行いを考え改め、我慢することができるようになる。
・大人のイライラが解消される。

 

日々子どもと接しているパパ・ママ、先生方。

子どもの対人トラブルで悩まれている方、是非最後までご覧ください。

喧嘩の仲裁についての具体的な関わりについて、下記の動画でも解説しております!

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子どもが【落ち着く】【成長する】には最後まで聞くことが大切

落ち着いている子ども

なぜ聞くことで子どもは落ち着いたり、成長したりするのか?

人は自分の話を人に聞いてもらうだけで、ストレスが大きく発散されます。

子どもに何か辛いことがあった時は、ぜひ最後までしっかりと話を聞いてあげてください。

そうすると、子どもは

・大人に理解してもらえた安心感が生まれる
・自分の辛さを話していくうちに、何がどう辛かったかを整理できる

 

そして大人は、

・子どもの困り感を知ることができる
・困り感をサポートすることができる

という効果があり、子どもが落ち着いていくわけです。

なぜ成長するのか?

ここでまず押さえておきたいことは、全ての子どもはあらゆる取り組みに対して、「頑張りたい」「もっと成長したい」と常に思っています。

ここは常に押さえておきたいポイントです

 

しかし、頑張ろうにも頑張れない理由(困り感)があるのです。

 

困り感が無ければ本来の力が発揮される

その困り感をサポートしてあげることで、子どもが頑張れない理由がなくなり、自然と前向きに取り組むようになるわけです。

例えばこういう取り組み
・漢字を覚えるために → 沢山の漢字を繰り返し書かせる
・成績をアップさせるために → 塾に通わせる

こういったことも、その子がどれだけ

・前向きに

・集中して

・やりがいを感じて

取り組んでいるかが大切です。

 

その子に気持ちがなければ効果は弱い

どれだけ沢山書いても、どれだけ良い塾に通っても、その子に気持ちがなければ効果は弱いです。

もう一度お伝えしますが、子どもは常に頑張りたいと思っています。

それでも頑張れないのであれば、その子のやる気をストップさせている原因を探り、無くしてあげることです。

そのために大切なことは、子どもの気持ちを聞き出し、困り感を知り、サポートしてあげることです。

 

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次は具体的な会話の方法についてです。

子どものケンカの仲裁。自分の行動を【考えさせる】会話の仕方

会話をする親子

例えば子どもが物に当たったしたとします。

その時のやり取りです。

 

落ち着くまでのやりとりの8ステップです。

どのような場面でも流れは同じなので、場面に応じて関わってみて下さい。

 

好循環を生み出す会話の流れ

こう言った流れで進めていきます。

①受け入れたい気持ちを子どもに伝える
②具体的に何が辛かったかを聞く
③他にも何か辛いことはあるかを聞く
④どうしたいかを子どもの思いを聞く
⑤困り感を解消する
⑥完全にスッキリしたかを確認する
⑦自分の行いを改めさせる
⑧できたことを認める

かなり具体的に書かせていただきましたが、ポイントさえ押さえておけば大丈夫です。

 

ポイントは、

・子どものモヤモヤをしっかりと解消する

・次に繋がるように価値づけをする

です。

 

最後までご一読いただければ、ポイントは伝わると思います。

ご自身のやりやすいように関わってあげてください♪

 

①受け入れたい気持ちを伝える

Aくんが物に当たったとします。

大人「どうしたの?」
子どもA「むかつく!」
大人「何か辛いことがあったんだね。かわいそうに。」
子どもA「あいつのせいで!」
大人「もしよかったら何があったか教えてくれる?力になりたいな。」
↑信頼関係が築けていて、普段から心に寄り添えていれば、子どもはワケを言ってくれます。子どもが物に当たったしたとします。子どもが物に当たったしたとします。

point!

あくまでも話を聞くことがポイントです。
「うんうん」と聞いたり、同調したりするだけで大丈夫です。
これはやりがちなのですが、口を挟むと余計にイライラするので大人の意見は言わないようにしてください。
ここでは、大人は口を挟みたくなってもグッと我慢するといいです。
ここでの目的は、【子どもが落ち着くこと】です。

 

あくまでも大人の思いを伝えるのは落ち着いてからです。

イライラしている子に対して、大人がしっかり話を聞かずに、

「それはあなたも悪い」

「そんなことよくある」

など、大人の意見を挟まないようにしてください。

子どもが物に当たってしまうのにも理由がある

辛くなっている児童は、時には大人にとっては納得できないことも言うでしょう。
しかし、子どもにとってはそうしてしまう理由があります。
例えば、
・理不尽なことや嘘を言うとき → 自分を守るため
・間違っていることを言うとき →  表現が上手でない・イライラで正常に判断できない
・物に当たるとき → 自分の中で限界が来ている
などです。
そう言った表現を止めさせたいのであれば、そうしてしまう根本を解消してあげるといいです。
その方法はステップ⑦でお伝えします。

そうは言っても、「ここはまず叱らないといけない」と感じたとき

子どもの話を聞く前に、叱りたいとき、注意したい時もあると思います。
・予め子どもと約束していた「やってはいけない行為」であれば叱る。
・そうでない行為であれば、口を挟まずに聞いてあげましょう。

②具体的に何が辛かったかを聞く

大人「誰かに何か嫌なことをされたんだね」
子どもA「そうだよ!」
大人「もしよかったら教えてくれるかな?できるだけ力になるから。」
子どもA「◯◯君が、僕のボールを取ってきたんだ」←この子の困り感
大人「◯◯君が、僕のボールを取ってきたのが辛かったんだね」
※復唱することで、「しっかりと理解できたよ」と言う気持ちが伝わります。

↑この辺りでかなり落ち着いていきます。

 

point!

子どもは何にどう辛くなっているか、話すまでは整理できていなことがあります。

子どもの話す内容が断片的なときは、分かりやすく具体的な言葉でまとめてあげてください。

 

③他にも何か辛いことはあるかを聞く

今モヤモヤしていることは全て出させます。

大人「他には何か辛いことは無い?ボールを取られたことだけ?」
子どもA「僕がやめてって言ったのに聞いてくれなかったんだ」
大人「僕がやめてって言ったのに聞いてくれなかったのが辛かったんだね」←復唱する

④どうしたいか子どもの思いを聞く

話をする親子

思いに寄り添うために、思いを聞き出します。

 

大人の価値観で、

「謝ってもらえば良いよね」

「私から注意しておくから」

と決め付けるのではなく、その子がどうしたいかを聞きます。

大人「それは辛かったね。じゃあ僕はどうしたいの?」 
子どもA「謝ってほしい」

※ある程度落ち着いれば、どうして欲しいかを冷静に考えられます。

 

⑤困り感を解消する

大人が間に入って困り感を解消します。

 

今回のケースであれば、直接この子(A)と相手の子(B)を会わせると、お互いの言い分に食い違いが起きることがあります。

これでは逆に新たな問題が起きてしまうかもしれません。

 

ですので、このような流れで関わります。

1:まずは大人が相手の子(B)の気持ちを聞く。
  大人「Aくんと何かあったの?」
2:聞いて事実確認をしてから、Bくんに謝ってもらう。

 

point!

相手のBくんにも言い分があるはずです。

片方だけが100%悪いと決めつけずに、Bくんがそうしてしまった原因を聞くと良いです。

Aくんの落ち度も分かります。

 

Aくんからすると、Bくんに謝ってもらえたらかなり落ち着くはずなので、その後でも良いので、AくんにもBくんに謝らせると良いです。

そうすることで、二人の中にわだかまりが無くなり、今後もお互い気持ちよく過ごせます。

 

⑥完全にスッキリしたかを確認する

大人「どう?スッキリしている?まだ何かモヤモヤしていない?」
子どもA「大丈夫だよ」
大人「何かあったらいつでも言ってね」
スッキリしていないのなら、同じように困り感を聞いて解決してあげると効果的です♪

 

なぜここまで丁寧にするのか?【メリット】と【具体的な関わり方】はコチラ↓

 

⑦自分の行いを改めさせる

困り感が解決したことで、いつもの落ち着いた状態に戻ります。

大人「ところで、さっき物に当たったけど、それについてどう思う?」
子どもA「悪いことだと思う。」
大人「どうすれば良いかな?」
子どもA「ごめんなさい」
大人「次からはやめてくれると嬉しいな」
困り感が解消されて、ようやく自分と冷静に向き合うことができます。
自分で考えることで、次に同じようにイライラしたときに行動を改めることができるようになります。

「物に当たるは良くないこと」がその子の価値観となり、前向きに自分で考えて我慢することができます。

・叱られるのが嫌だからやめる
・自分で考えて我慢する

【同じやめる】でも大きく違います。

 

point!

だからと言って、子どもはすぐに行動は改められません。

この関わりを日々丁寧にしてあげることで、徐々にできるようになっていきます。

 

大人はあまり期待せずに、いつかできるようになるまでは見守ってあげてください。

その繰り返しが、大人の期待する子ども像に近づいて行ってくれます。

 

⑧できたことを認める

自己肯定感アップの方法

次に別の場面でイライラしても、【物に当たらず落ち着いていられた場合】はしっかりと認めます。

そこまで物に当たるほどのイライラでなかったとしても、積極的に認めてあげると良いです。

大人「今、心の中でイラッとしなかった?物に当たらなかったね。この前に話したことが守れたね。嬉しいな。」
どういった行いが良いのかを日々伝えてあげます。
自分の行いが他の人にも良い影響を与えていると感じさせるようにすると効果的です。

 

効果的な褒め方はコチラをご覧ください↓

 

目的は【ただ我慢すること】ではない

ただし、我慢しただけではイライラは解消されないので、そこは解消してあげましょう。

 

目的は、ただ我慢することがではありません。

あくまでも、その子のイライラを根本的に解決することが目的です。

 

大人「我慢できたのはとても良かったと思うけど、何かモヤモヤしているなら話して欲しいな。」
イライラがそこまで表面上に出ていなくても、心にモヤモヤが残っていそうなときは、積極的に聞いてあげてください。
心に溜め込むよりも、【思いを吐き出す→解決する】の流れが毎回できると良いです。

そして、そのときは「気持ちを伝えてくれてありがとうね。」と伝えると、また次も気持ちを言いやすくなります。

 

point!

子どもがイライラして、

・暴れる

・物に当たる

のような問題行動を起こさなければ大人は損しません。

しかし、子どもは辛いままです。

 

このままだと、授業でも友達との関わりでも自分の力も発揮できません。

学力もなかなか向上しないし、トラブルも起こる確率がアップしてしまいます。

 

結局、子どもだけでなく、大人にとっても得はありません。

その子が自分でイライラを解決できないのであれば、大人が積極的に関わってあげると良いです。

その表現が、物に当たるでなくても、例えば、
・暴言を吐く
・教室を飛び出す
・仕返しをする
等の問題行動でも同じことが言えます。

 

好循環を生み出す会話の仕方(おさらい)

もう一度流れをおさらいします。(長文になってすみません。。)

①受け入れたい気持ちを伝える
②具体的に何が辛かったかを聞く
③他にも何か辛いことはあるかを聞く
④どうしたいかを子どもの思いを聞く
⑤困り感を解消する
⑥完全にスッキリしたかを確認する
⑦自分の行いを改めさせる
⑧できたことを認める

かなり具体的に書かせていただきましたが、ポイントさえ押さえておけば今回のようなやり方でなくても大丈夫です。

 

ポイントは

・子どものモヤモヤをしっかりと解消する

・次に繋がるように価値づけをする

です。

 

この関わりで得られるメリット

笑顔の家族

二つの大きなメリットです。

 

メリット①子どもが大人を信頼する

今回の件で、子どもは心に寄り添ってサポートしてくれた大人をさらに信頼します。

信頼関係が高まることで、大人の願いである「物に当たってほしくない」の思いを考えるきっかけにもなります。

 

すぐに次から物に当たるのを我慢することは難しいかもしれません。

しかし、この関わりを繰り返すことが、徐々に物に当たらない子に近づいていきます。

メリット②子どもも大人も得をする【我慢】ができる

この関わりを日々丁寧に繰り返すことで、いつか子どもは、

・自分の心の中で折り合いをつけたり
・自分で周りの人間に助けを求めたり

することができるようになります。

それが誰にとっても得をする【我慢】ではないでしょうか?

 

大人に「やめなさい!」「物に当たるな!」と頭ごなしに叱られるのを繰り返すと、子どもは叱られないために物に当たらなくなります。

しかし、それは叱られないことが目的の行動です。

やってはいけないことを大人の恐怖(叱る)で止めるよりも、子どもに考えさせて止めるようにする方が、お互いにとって得です。

 

根本的に解決できないままだと、結局、

・教室から飛び出したり

・別のことでもイライラしたり

と悪循環のままです。

 

もちろん叱ることも時には必要です。効果的な叱り方はコチラをご覧ください↓

 

子どもによって困り感は様々

今回は友達との喧嘩を例に挙げましたが、その日によっても、子どもによっても困り感は様々です。

 

子どもたちは日々たくさんの困り感を抱えて生活しています。

それを私たちが、子どもの心の中を読み取るなんてことは不可能です。

 

だからこそ、子どもの話を聞く関わりを普段からしておく必要があります。

言葉がうまく発せられない子どもでも、仕草や顔の表情から読み取ることは可能です。

 

漢字を真剣に書けないのは、友達との喧嘩が原因かもしれませんし、ただ単に書く量が多すぎるからかもしれません。

本当の思いはその子にしか分からない問題です。

 

大人はそれが分かってようやく【的確な】サポートができます。

【量が多い】のがその子の困り感なら、

「半分はなぞり書きにしてあげようか?」とか、

「とりあえず前半部分だけやって他のことする?」など、

提案ができるわけです。

 

様々な困り感を抱えている子への効果的な関わり方はコチラ↓

子どもの思いを聞くことでこんな効果が

効果としては、

・普段からその子の困り感を知ることができる
・それに大人が的確に対処できる
・子どもがモヤモヤを溜めなくなる
・精神的に安定し、いろいろな取り組みに力が発揮できるようになる

それだけでなく、こういったやりとりを日々行うことで、子どもはその大人に対して、「しっかり聞いてくれる人」「協力してくれる人」と認識し、信頼関係が芽生えます

そして、また何かあれば自分から大人を頼ることができるわけです。

これが好循環の流れです。

ここまで来ると大人はだいぶ楽になります♪

 

信頼関係の具体的な築き方はコチラ↓

 

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まとめ

仲直りをした子ども達

・子どものモヤモヤをしっかりと解消する

・次に繋がるように価値づけをする

です。

 

子どもは本来、「何事にも頑張りたい」と思っています。

それでもできないのには理由があります。

理由を探るためにも、普段から子どもと話をする機会を取れるだけ取ってあげてください。

 

そして今回の関わりは、子どもとの信頼関係を高めることができます。

続けていくことで、

子どもが大人を信頼する → 大人に自分の思いを伝える → 大人が的確なサポートする

という好循環の波が生まれます。

そうすることで、子どもだけでなく、大人も気持ちよく過ごすことができるようになりますよ♪

 

喧嘩の仲裁についての具体的な関わりについて、下記の動画でも解説しております!

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今回の記事に関連するオススメ記事は3つ
①効果的な褒め方はコチラ↓
②様々な困り感を抱えている子への効果的な関わり方はコチラ↓
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