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子どもが、
・自ら行動してくれない
・自分の意見をなかなか言おうとしない
とお悩みの方もいるかと思います。
私も、なかなか行動してくれない子を相手に「どうすればいいか?」と悩んだ時期がありました。
その都度あれこれ声を掛けるのですが、上手くいかなかった経験があります。
本記事では、子どもの主体性を育む関わり方をお届けします。
日々の関わりの中で、あることを控えるだけで子どもの主体性が向上します。
「もっと主体的に行動して欲しい」と悩まれている方、ぜひ最後までご覧ください。
家庭・学校・園、様々な場所で使えますよ♪
子どもの主体性を育むにはコレをやめるだけです【根本から解決】
それは、子どもの取り組みに対して大人主導で強制的にやらせることです。
あなたは普段から家や学校で子どもに何かを取り組ませたいとき、どちらの関わりが多いでしょうか?
・子どもが前向きに取り組むように働きかける
どちらの関わりが子どもにとって成長できるでしょうか?
もしも子どもの主体性を育みたいのであれば、強制的にやらせるような関わりは控えるべきです。
前向きに取り組ませるための働きかけも大切です。
しかし、それよりもまず第一歩として大切なのは、できるだけ強制的な関わりを控えることです。
子どもは「自分で考えて行動したい」と思っている
子どもに限らず、人間は「自分で考えて行動したい」という欲求があります。
これが主体性です。
そして脳は、『自分で選択できない状況』をなによりも嫌います。
あなたは、こう言う経験はないでしょうか?
家庭や職場で、「自分はこうしたい」という思いがあっても、
・人に考えや行動を否定されて
・「こう考えるべきだ」
・「こうしなさい」
と自由の無い状況に、辛さを感じることはないでしょうか?
これが日々続くとどうでしょうか?
子どもの状況を考えてみる
子どもは日々生活している上で、どれくらい自分の意思で行動できているでしょうか?
1日の中で「こうしなければならない」という強制されたものがいくつもあります。
例えば、
・帰宅したら習い事に行く
・両足を床につけて、机と椅子の間は拳一個分を空けて座る
・「こう考えるべきだ」と大人に注意される
これは一部です。
一つ一つが間違っていると言う訳ではありません。
子どもにとってプラスの面があるからこそ、大人も働きかけます。
ここでの問題は、子どもにとって
【自由に自分の意思で行動できる場面があまりにも少ない】
と言うことです。
これでは、「自分で考えて行動したい」という主体的な思いはなかなか発揮されません。
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では、強制的にやらせることのメリット、デメリットをお伝えします。
子どもに『強制的にやらせること』のメリット
メリットはなんと言っても『短時間で簡単に子どもを動かすことができる』でしょう。
では子どもにすぐ行動させる方法として、どう言った関わり方があるでしょうか?
子ども目線に立った気持ちも合わせてご覧下さい。
子ども「うるさいなぁ。仕方ないからやるか。」
子ども「これ以上怒られたくないからするか」
子ども「ゲームを買ってもらえるなら頑張ろう」
子ども「休み時間は欲しいから掃除やろう」
子ども「僕はやりたくないのに。でもやるしかないのか。」
いかがでしょうか?
子どもは本来「自分のことは自分で頑張りたい」という、自律の心が備わっています。
ただ大人のペースで強制的にやらせることで、その取り組み自体が好きでなくなったり、時には嫌いになったりすることがあります。
では続いてデメリットです。
子どもに『強制的にやらせること』のデメリット
最大のデメリットは、メリットの関わり方から生じるものです。
先ほどの関わりを見て分かるように、強制的にやらせると言うことは、子どもは自分の意思で動いていません。
ただ操られているだけです。
その取り組み自体の良さや意味が理解できないので、いつまで経ってもやらされている状態が続いていきます。
本来の目的を考える
私たちの本来の目的はなんでしょうか?
なぜその取り組みをやって欲しいのでしょうか?
目的は、
・そう言った取り組みを前向きに取り組み、できるだけ経験・学習して欲しいのでしょうか?
後者を望むのであれば、子どもは物で釣られても、その取り組み自体に納得していない限り、取り組みを好きになりません。前向きに取り組めません。
怒られたり、罰を与えられたりすると、その取り組み自体が嫌いなものになります。
自分で考えて納得した上で行動することもないので、主体性もなかなか育みません。
そして、大人にも大きなデメリットがあります。
大人のデメリット
それは大人が、成長しない子どもに対してこの先もずっとやらせ続けなければいけないということです。
時間も労力も大変費やします。
そして、以下のような悪循環が生まれてしまいます
悪循環
②子どもが嫌々やる
③その取り組み自体が嫌いになる
これの繰り返しです。
子どもが取り組みに対して嫌いになればなるほど、こう言った悪循環も生まれます。
取り組みが嫌いになった時の悪循環
②取り組みに対して消極的になり
③大人は威圧的な態度で、無理にやらせようとする
④「僕はできない子だ」と自己肯定感が下がっていく
⑤他の取り組みのパフォーマンスも低下
強制でやらせることが増えると、他の取り組みにも悪影響が生じていきます。
子どもはどんどん主体的でなくなっていきます。
意外と子どもに『強制的にやらせていること』は多い
主体性を育む上で大切なことは、子どもにやらせているかどうかを子どもの目線に立って考えることです。
よくよく考えてみると、子どもが仕方なしにやっていることは沢山あるかもしれません。
全てにおいて無理強いしないというのは難しいです。
ただ、ここで大切なのは改善できることはしてあげることです。
その中でもありがちな関わりをいくつかお伝えします。
気づきにくい大人の強制的な関わり
ポイントは子どもが納得・理解できているかどうかです。
いくら大人の思いが強くても、子どもが納得・理解していない限り強制的な関わりになってしまいます。
以下の2点のような大人の思いがあっても強制的な関わりとなります。
①愛情を注いでいるから大丈夫
前向きに取り組んでいるかどうかは大人では判断できません。子どもです。
子どもがその取り組みに対して納得しているかどうかです。
大人が子どものために愛情を注いで、
・お金をかけているのに
・こんなに考えているのに
といくら思っていても、その子が納得していない限り、それは強制的な関わりです。
②将来のためだから
子どもは「将来のため」と言われて納得・理解できるのでしょうか?
大人は何十年と生きている分、広い視野で物事を見ることができます。
しかし子どもは当然将来を具体的にイメージできません。
だからこそ大人は「将来のため」と言って様々なことを要求しますが、子どもが納得・理解していない限り前向きには取り組めません。
子どもの成長は環境次第
「前向きに取り組ませたいけど、そんな簡単に子どもは変われない」とお考えの方、そんなことはありません。
子どもは環境次第で大きく変化します。
環境を変えられるのは大人です。
私は小学校や特別支援学校で、良い環境を整えることを一番にやってきました。
そして、環境が変化することで子どもが自ら大きく成長していきました。
どの子にも通用するような関わり方はいくらでもあります。
その方法についてはこのサイトで今後も発信していきます。
ぜひ、過去の記事も併せて今後もご覧いただけたらと思います。
具体的な関わり方はコチラ↓
まとめ
主体性を育むのであれば、
・どう言ったことが強制的な関わりなのかを改めて考えてみる
です。
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