あなたは、
・何度注意してもなかなか姿勢が良くならない
という子に悩んでいませんか?
私はこれまで同じようなお子さんを受け持ったことがあります。
何度注意しても一向に良くならない。
お互い気持ちのいいものではないですよね。
そこで今回は、実際に対応してわかった
・NGな対応
・効果的な3つの具体策
を解説します。
・毎回注意して苦労されている方
ぜひ、最後までご覧ください♪
目次(タップでジャンプ)
姿勢が悪い子にNGな対応
それは、しつこく注意することです。
お互いが辛くなる
クドクドと何度も注意するのは、お互いが辛くなります。
起こりがちな悪循環
↓
「ほら、また崩れている」
↓
「いつも言っているでしょ!」
・「これだけ言っているのに」
・「いつまで言わないといけないのか」
と感じると、大人だってどんどん辛くなりますね。
大人にこうやって言われ続けると、、、
・「せっかく集中しているのに」
・「楽しくないな」
という意識になっていきます。
こうして、【勉強の時間=辛い】となります。
もし伝えるであれば
以下の3点がオススメです。
①わかりやすく短く伝える
「背中ピーン、手をお膝」
というように、手短に伝えるのがベストです。
②できているときに認める
出来ていないときにを伝えるのではなく、出来ている時に当たり前と思わずしっかりと認めてあげることが大切です。
③他の子を褒める
学校や兄弟がいる場合は、できていない子はスルーして、他に出来ている子を褒めるのもオススメです。
・自分が注意されて姿勢を正す
どちらも子どもが自主的に姿勢を正すことではあります。
しかし、この二つでは取り組む気持ちが全く違ってきます。
伝えるなら、
・短く、わかりやすく
・嫌な気持ちにさせない
がポイントです♪
それでは、3つの具体策です。
「座るときに姿勢が崩れる子」への効果的な3つの関わり
姿勢が崩れるのは、「その子なりの理由」があります。
お子さんがどれに当てはまるか考えてみましょう!
①体幹を鍛える
良い姿勢が取れない原因は、体幹が弱い可能性があります。
体幹のトレーニング方法はたくさんあります。
ネットで検索するとたくさん出てきますので、お子さんに合ったトレーニング方法を試してください。
ここでは、楽しめるオススメの体幹トレーニングをいくつかお届けします♪
楽しめる体幹トレーニング
・トランポリン
・ゆりかご(両膝を抱えて背中を床につけて前後に揺れる)
・お芋ゴロゴロ(手足を浮かせたままゴロゴロ転がる)
・親登り(木登りのように親に登る)
お子さんが楽しく取り組めるものにして、継続的に取り組めるといいですね♪
②ボディイメージを育てる
子どもの姿勢が崩れるのは、ボディイメージが育っていない可能性があります。
今自分が「どのような姿勢や体勢になっているか」を頭の中でイメージすることです。
ボディイメージが育つと、身体の位置関係が理解でき、姿勢も良くなります。
逆にボディイメージが育っていないと、
・歩いていて物や人にぶつかる
・ダンスが上達しにくくなる
と言ったことが起こります。
ちなみに私は、よく人の足を踏んづけたり、置いてある物に引っかかったりします 笑
「ただ周りが見えていないだけ」だと思っていたのですが、ボディイメージが育っていないのが原因のようです。
ボディイメージのオススメの育て方
・ジェスチャーゲーム(犬、サッカーなど、お題に合った動きをイメージして身体で表現する)
・片足立ちで何秒立てるか
・片足ケンケンしながらジャンケン
ポイント
・人の動きや自分の身体のイメージ
・実際の状態や動き
この2つを比較させ、 そこに注意を向けさせましょう♪
③困り感の解消
人は困り感がたまればたまるほど、目の前のことに意識が集中できなくなります。
その子のモヤモヤしたものを無くしてあげて、目の前のことに前向きに取り組めるようにしてあげましょう♪
今回は姿勢が崩れがちな学習時の困り感をあげます。
詳しい関わり方は他のページで解説しています。ご覧ください↓
まずは、子ども目線に立って「何に困っているか?」 と考えてあげてくださいね。
○学習面の困り感
・多すぎる
・いつまでやればいいかわからない(見通しが立たない)
・やっても直される
・やる価値を見出していない
○学習以外
・その前に何か嫌なことがあって引きずっている
・この先のことで不安を抱えている
・机や椅子の高さが合っていない
・周りの友達が気になる
・眠たい
・お腹が減っている
ポイント
姿勢が崩れる最も多い原因は、『目の前の取り組みにやる気が起きないこと』です。
当然と言えば当然ですが、これを無視して「姿勢!」と言っても根本的な解決にはなりません。
まとめ
②ボディイメージを育てる
③困り感の解消
「姿勢!」と言いたい気持ちはよく分かります。(私も言っていました。。)
しかし、それでなかなかよくならないのであれば、今回のことを意識して関わってみてください。
これらを上手に使いながら、楽しく取り組ませることで効果や効率も良くなります。
また、原因は1つではないかもしれません。
ぜひお子さんが、どういう理由で姿勢が崩れるかを考えて、それぞれの方法を試しながら、効果のあるものを取り入れてみましょう。
楽しく前向きに取り組める方法が見つかるといいですね!
以上、「座るときに姿勢が崩れる子への効果的な3つの関わり」でした。
最後までご覧いただきありがとうございました!