小学校の問題点

本記事では、子どもの

・更なる成長

・更なる幸福

のための重要なお話です。

 

そのためには、現在の教育の問題について考える必要があります。

ぜひ、教師や保護者、学童クラブのスタッフ、他にも子どもに深く関わる全ての方に最後までご覧いただきたいです。

 

誰もが目の前の子どもに対して

・「もっと成長してほしい」

・「幸せになってほしい」

と願っています。

 

しかし、

「今の関わり方で大丈夫か?」

と不安になっている方も多いかと思います。

もしくは、

「もっとできることはあるのに時間がない」

という方もいらっしゃるでしょう。

私自身が長年そうでした。

 

そこで今回は『学校教育の4つの問題点』と『子どもの本質的な育み方』をについてご紹介します。

学校の現状のお話ですが、子どもに深く関わる全ての方にとって重要なお話です。

現在の教育の問題点を具体的にお伝えしつつ、対応策も考えます。

ぜひ最後までご覧ください。

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はじめにお伝えしておきたこと

子どもの成長の妨げ

まず前提のお話として、私は教育者や保護者の方々を非難しているわけではありません。

私は、長年共に働いてきたどの教師も、保護者の方々も、日々子どものために時間と労力をかけてこられたことを目の前で見てきました。

どの教師も保護者も子どもに対してどのような時も本当に真剣で、尊敬の念しかありません。

私の願うことは以下の通りです
・大人が効果的・効率的に子どもに関わり
・子どもが前向きに取り組み
・結果、子どもも大人も幸せになる

 

そのために子ども達に対して、

「もっとできることはないだろうか?」

と日々考えております。

 

私がこういった考え方のきっかけになった良書です
非認知能力は、読み書き計算のように教えて身につくものではない。「環境」の産物である。「やり抜く力」「好奇心」「自制心」…人生の成功を左右する力の育み方を、最新の科学的根拠(エビデンス)と先進事例から解き明かす。

 

日本の子どもの幸福度ランキング35カ国中34位

ここでお伝えしておきたい『子どもの現状』です。

 

2020年にユニセフが発表した『子どもの精神的な幸福度』は35カ国中、日本はなんと34位という結果です。

現状、苦しんでいる子どもは沢山います。

そして、心が満たされないがために、『持っているその子本来の力』が発揮できていない子も沢山います。

 

今回は根本的なお話ですが、今以上に『成長する子ども』、そして『幸福な子ども』を増やしていくためには避けられないお話です。

ぜひ、教育者や保護者、その他子どもと深く関わる全ての方に最後までご覧いただきたいと思います。

 

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学校教育の4つの問題点【現代の子どもはこうやって育む】

小学校の問題点

注意
今からお話しすることは、全ての学校、教員、保護者に当てはまる訳ではありません。
ただ、かなりの割合で当てはまる大きな問題だと思います。

 

学校の問題点①教師がその日を何とか乗り越えるのに必死

教員の世界でも『働き方改革』という考えはあります。

少しはマシになっているかもしれません。

 

しかし、子どもが下校してからの放課後も、

・授業の準備

・行事の準備

・会議

・その他の仕事

さらに、子どものトラブルが起きるとその対応にかなりの時間を費やすことになります。

 

学校の問題点②そこまで大人が困っていない

現状は、

・問題が起こらないように普段から気を付けて対応しているのではなく

・何か問題が起こってから対応している

モグラ叩きの様な状態です。

 

問題が起こる前に動かない理由としては、以下の2点が考えられます。

・多忙な大人はその日を何とか乗り越えるのに必死

・問題が起こらない限り、大人は困らない

 

これは教師だけの問題ではありません。

家庭や学童のスタッフでも同じことが言えます。

大抵の大人はその日を何とか乗り越えるのに必死なので、大きな問題が起こらない限り、現状を変える思いがありません。

必要に迫られていないから当然かもしれません。

 

学校では教師一人に対して、多数の子を見る必要があります。

一人一人の思いに寄り添いたくても、そこまでの余裕がありません。

それなりにその日一日が大きなトラブルなく過ごせたらそれでOKという状況です。

 

【問題が起こってから大人が動く】場合のデメリット

それは、『子どもの力が発揮できない』ことです。

問題が起こらないように普段から気を付けて対応していることで、子どもの心は満たされます。

心が満たされると、子どもは本来の力を存分に発揮できます。

 

例えば、

・集中力

・コミュニケーション能力

・心の中で折り合いをつける力

等、いずれも学力向上のために必須の力(非認知能力)です。

しかし、トラブルや不満、不安、緊張といった問題が頻繁に起こると、子どもの心は満たされず力は発揮できません。

 

大切なことは子どもの思い

一人ひとりの子どもの思いはそれぞれ複雑です。

 

・「なんでこんな言われ方をされないといけないのだろう?勉強楽しくないな」

・「僕の思いを今日もわかってくれなかった」

と、一見穏やかに過ごしている子どもにも、それぞれの困り感があります。

 

そして、その困り感を解決しないままでいると、その子本来の力が発揮できません。

もっとやれるはずの力が存分に発揮できないということは、結果的に学校が目指す学力向上、主体性の向上その他のあらゆる力が発揮しにくいわけです。

学力向上のために必須の力(非認知能力)をアップさせる関わり方について、詳しくは【子どもの学力アップのために『勉強以上にするべき』たった一つのこと】をご覧ください。

 

子どもにとっても、大人にとっても得がない

問題が起こる前に、普段から大人が子どもの心のことを考え、対応するのは大変です。

しかし、それ以上に問題が起きてからの対応はさらに大変です。

 

・休み時間を使っての子ども同士の話し合い

・放課後の教師間、保護者との対応

等、かなりの時間と労力を費やす必要があります。

 

当事者の子どもは当然辛いですが、大人も辛いです。

誰にとっても得がありません。

 

学校の問題点③『教師は授業が全て』という風潮

学校の目標は学力向上です。

もちろん授業力は大切です。

しかしながら、昔から学校は授業力を高めることにフォーカスし過ぎているのではないでしょうか?

【学力向上】=【良い授業をする】

とばかり考えていないでしょうか?

 

この『教師は授業が全て』という考え方は危険です。

結果的に、学力アップから遠ざけていることになりかねません

授業にフォーカスし過ぎることで、次のことが問題となります。

 

学校の問題点④子どもとの関わり方について学ぶ機会がほぼ無い

笑顔の子ども達

ここが一番お伝えしたいお話です。

学校では、子どもの関わり方について学ぶ機会が無い。

これが当たり前の状態です。

そして、疑問を持つ人さえ少ないです。

 

それもそのはず、先ほどからお伝えしているように、

・仕事が山積みでそれ以上学ぼうと思える余裕がない

・『授業力が一番』と頭に叩き込まれている

というのが現状です。

 

私はたまたま、

・特別支援学級

・特別支援学校

を経験する機会がありました。

その中で、「もっと子ども一人一人の心に寄り添いたい」という思いが強くなりました。

そして、書籍やネット、講演会などを通して自ら学ぶようにしました。

 

そうしているうちに、学校では子どもの心についてあまりにも考えていないということにようやく気づくことができました。

一人一人の教師はもちろん子どものことを一番に考えています。

しかし、「子どもの心についてもっと考えよう」という意識が学校全体であまりにも少ないのです。

 

子どもに付けたい力を学ぶ場が無い

教師以外の方々にもお聞きします。

あなたは子どもに、どのような子どもに育ってほしいですか?

そのためには、どのような力をつけたいと考えますか?

 

・諦めない力

・コミュニケーション能力

・主体性

等、様々な力が思い当たるでしょう。

 

小学校の子どもを持つ親を対象にしたある調査結果では、

1位:コミュニケーション能力
2位:集中力、忍耐力
3位:創造力、チャレンジ力

という順位でした。

 

もう一つ質問です。

そう言った力を育むための子どもへの関わり方を学べる場所はどこにあるでしょうか?

そして、自信を持って「ここならしっかりと学べる」と言える人がどれくらいいるでしょうか?

 

これは、子どもを相手にする学校でさえ同じことが言えます。

学校では、教員が日々授業や行事の準備に追われながらも、校内や出張先での研修等で様々なことを学びます。

しかし、子どもとの関わり方について学ぶことはほぼありません。

子どもを相手にしている教師が、体系的に『子どもへの関わり方』について学ばれていないのです。

 

学校で重きを置いていること

学校では日々の忙しい中でも年間を通して、授業の組み立てや研究授業についての時間は設けています。

それなのに、子どもの心のこと、子どもへの関わり方について学ぶ時間はほぼ設けていません。

また、人を相手にしている職業なのに、心理学や脳科学といった考えを利用しようともしていません。

それが不思議でなりません。

学校の経験や自分が受けてきた教育をもとに、一人一人の感覚で対応している教師が多いです。

子どものために、まず何から始めればいいか?

もちろん教員の皆さんが日々子どものために学んでいることは全て大切なことだと思います。

しかし、その中でも大切なことは『子どもの心を学ぶこと』ではないでしょうか?

そして、この考え方を一人でも多くの人に広めていくことではないでしょうか?

それは、教育者だけでなく、保護者、学童クラブのスタッフ、他にも子どもに深く関わる人間全てが学ぶべきだと私は感じます。

 

逆に言えば、そうすることで子どもはまだまだ成長できるということです。

 

主役は大人ではなく子ども

大人はなんのために子どもと関わるのでしょうか?

大人が満足するためでしょうか?

主役は大人ではありません。

当たり前ですが、主役は子どもです。

 

子どもの言動は、子ども自身の意思で決定します。

子どもが幸せかどうかを判断するのは、子どもです。

 

子どもが思うように行動しないと大人が、

・怒る

・罰を与える

・「元々こう言う子だから」と子どもの責任にする

と言った考えが今もどの業種にもあります。

実際に数年前の私もそうでした。

 

私たち大人に必要なのは、

・子どもが納得する

・子どもが成長する

・子どもが幸せになる

ための正しい関わり方を学ぶことです。

 

偉そうなことを沢山書かせていただきましたが、私はまだまだ学んでいる途中の人間です。

私の望みは、

・同じ志の方がより多くなり

・「子どものために何ができるか?」と意見を交わし

・子どもの関わり方を学ぶ方が増えていくこと

です。

 

合わせてこの記事もオススメします。

 

まとめ

笑顔の子ども達

子どもと、子どもに関わる大人の幸せのためにも大切なこと以下の様に考えます。

・大人目線でなく、子ども目線で考える
・子どもの関わり方を学ぶ機会を増やす
・そのために、同じ志の人たちを増やしていく

 

どの教師も学校も保護者も、何もできていないわけではありません。

こういった考え方をされる方も中には沢山いることも知っています。

 

しかし、まだまだ全体的には少ないです。

ということは、この考え方が世の中に広がれば、子どもはまだまだ成長できるということです。

いつか学校や家庭でこの考え方が当たり前になっていって欲しいと考えています。

 

今後も子どもに関わる方への有益な記事を発信していきます。

 

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非認知能力は、読み書き計算のように教えて身につくものではない。「環境」の産物である。「やり抜く力」「好奇心」「自制心」…人生の成功を左右する力の育み方を、最新の科学的根拠(エビデンス)と先進事例から解き明かす。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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