子どもが何かを取り組むときに、想像通りにできなくてイライラするということはないでしょうか?
私も以前は、
・「そこまでイライラしなくても」
・「いつまでこの状態が続くのだろう」
と考えると、自分自身もイライラすることがよくありました。
本記事では、そういった時にイライラする子の
・考えられる要因
・その対応方法
についてお届けします。
日々、子どものイライラに悩まれている方、「もっと落ち着いてくれたら良いのに」と感じられている方はぜひご覧ください。
対応方法を日々実行し、子どもが次第に落ち着いていくことで、その子だけでなく周りの大人も気分よく生活できるようになります♪
目次(タップでジャンプ)
想像通りにできなくてイライラする子どもへの関わり方
それはその子がなぜそのようにするか、子ども目線に立って考えることで見えてきます。
関わり方は、できなかったときのショックを『取り組む前に和らげてあげること』です。
なぜ想像通りにできないとイライラするのか?
考えられる一番の要因は、
想像している以上にショックが大き過ぎるから
です。
そんな子どもの心の中は?
これから何かを取り組むときに
・失敗することに全く予測ができていない
・成功するものだと思い込んでしまっている
と考えられます。
イライラする子を見て私たちが
「そんなことよくあるでしょ。。」
「何もそこまでイライラしなくても。。」
と感じることも、その子にとっては受け止められないのです。
対応方法
ブロック遊びを例に説明しますが、どのような取り組み対しても関われる方法です。
まず、取り組む前にショックを和らげる言葉かけをします。
動画でも詳しく解説しております!
「事前に予想させる関わり方」についてはこちらもご覧ください♪
途中で怒って止めさせたくない
普通なら楽しいことを今から始めようとしているのに、わざわざ嫌なことを伝えるなんて「良くないのでは?」と思われるかもしれません。
しかしその子にとっては、遊びの途中で怒ってしまうくらい辛くなるのであれば、ショックを和らげる言葉を一言でもかけてあげた方が救われます。
ブロックをやっている最中でも、
「ほら、壊れそうだよ」
と、良くないことへのイメージを常に持たせることで、そうなってしまったとしてもショックが小さくて済みます。
そして、その先に「イライラしなくて最後まで楽しめた」という経験が得られるのです。
「できた」を経験させたい
楽しもうとしているのに、イライラして辞めてしまうなんて子どもにとってはとても辛い経験です。
子どもに経験させてあげたいことは
「できた」「楽しかった」
です。
その繰り返しが、
「次もやりたい」「他のこともやってみたい」
に繋がります。
「失敗するかも」と悪いイメージを伝えることは、その子の成長のサポートとなります。
怒りの感情を未然に防ぐことができるのか──。
自身も二児の母である「母親向けアンガーマネジメント」のプロがやさしく指南します。
読むのではなく、聞くことができる AmazonのAudible をオススメします。
オーディブル版の【子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本】はコチラ
移動中・家事などのついでに聞けて便利です。
もう一つ伝えてあげたいこと
ブロックが壊れてもイライラしなかったとします。
その時はチャンスです。
こんな声かけをしてあげましょう
と褒めたり、感謝してあげたりすると次に繋がります。
こんな効果が
人は誰かの役に立てたと感じると大変やりがいを感じます。
感謝することで、その子が
「落ち着けたことは、ママにとっても嬉しいことなんだな」
と感じられると落ち着けることの大切さを強く感じます。
その子にとっては「今のくらい別にイライラすることでもないし」と感じていようがいまいが、感謝することにデメリットはありません。
どんどん、普通に落ち着いてできたことは喜んであげましょう。
何にイライラするのかを知る
どんなことで自分はショックを受けやすいかをその子が一つずつ知っていくこともいい経験です。
毎回同じことでイライラするくらいなら、本人が望まない限り無理にやらなくてもいいです。
学校で決められたものであっても先生と話して
「今はやらない」「見ておくだけ」
などの対応が取れるといいですね。
実際に取り組むのは、その取り組みで
『自分にとってどういったショックなことが起こるか』
『自分は最後まで納得して取り組めるのか』
をある程度イメージできるようになってからの方が良いです。
目標はどこなのか?
どうしても大人は取り組ませようとしがちです。
目標は目の前の取り組みをイライラしてもやることなのでしょうか?
その子がそこでやれなかったとしても、次に繋がる方が良いかもしれません。
イライラするとしても大人が『やらせるのか・やらなくよしにするのか』の判断は取り組みの内容によっても違ってくるでしょう。
しかし、やらなかったことの方が
・その子にとっては失敗しなくて済む
・取り組みを横から見るだけでも得られるものがある
・イライラの様子を周りから変な目で見られない
など、その子にとってプラスになることが多いかもしれません。
やらないことが必ずしも、その子の成長を阻害するわけではありません。
長い目で見たとき、むしろ成長につながることだと思います。
そこも踏まえて、その子が本当にやった方が良いのかを考えるべきです。
それでもやりたいときもある
それでも本人がやりたいこともあるでしょう。
そこで失敗して、またイライラしたときに大人が
「だから辞めればって言ったじゃない」
「あなたがやりたいって言ったんでしょ」
と正論を伝えたところで、子どもはさらにイライラするだけです。
サポートしてあげる
それでもやりたいのであれば、その子の気持ちを尊重してあげると良いです。
ただし、繰り返しの失敗は経験させたくないので、前もって失敗しないようにサポートしてあげましょう。
ブロックが壊れそうなら、少し手を貸してあげたり、壊れにくそうな大きいブロックのみを渡してあげるのもいいです。
「ガシャン!」とブロックが崩れる音が辛くなる原因なら、マットの上でやるのもいいです。
他の取り組みでも同じ
漢字の宿題で毎回イライラするのなら
・「この字のこの部分は間違えやすいかもしれないよ」
・「難しい字はなぞり書きにする?」
・なぞり書きにする。
・先生にお願いして量を減らしてもらう。
まとめ
・いつもより落ち着いていたら、しっかりと褒める。感謝する。
・毎回イライラするようなら、無理に取り組ませない、サポートして失敗を減らしてあげる。
「事前に予想させる関わり方」についてはこちらもご覧ください♪
怒りの感情を未然に防ぐことができるのか──。
自身も二児の母である「母親向けアンガーマネジメント」のプロがやさしく指南します。
読むのではなく、聞くことができる AmazonのAudible をオススメします。
オーディブル版の【子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本】はコチラ
移動中・家事などのついでに聞けて便利です。
最後までご覧いただきありがとうございました。