
子どもに
・「前向きに取り組ませたい」
・「良い点を取らせたい」
といった時に、ついつい
・「ゲームを買ってあげる」
・「遊園地に連れて行ってあげる」
と、物で釣ってしまうことはあるでしょうか?
どうしても軽い気持ちでやってしまいがちかもしれませんが、ちょっと一度立ち止まって考えてみてください。
子どもの成長を止めてしまう原因にもなってしまいます。
そこで今回は、
・代わりにどういった方法が有効か
をお届けしたいと思います。
実際に、私は今回の関わり方に変えてからは、子どもが前向きに取り組む場面が増えました。
子どものやる気が高まる関わり方でもあります。
普段から、子どものやる気を高めたいとお悩みの方、ぜひ最後までご覧ください。
目次(タップでジャンプ)
『物で釣る』(ご褒美を与える)子育てをやってしまいがちなのはなぜ?
それは子どもを簡単に行動させることができる方法だからです。
『テストで高得点を取らせたい。でも前向きに取り組んでくれない。』など、大人の思いと子どもの思いに大きな差があって「これは動いてくれないな。」と感じた時に手っ取り早く対応できます。
『物で釣る(ご褒美を与える)』子育てがダメな理由
何かを与えることで多少の費用がかかるかもしれませんが、確かにメリットもあります。
・子どもはご褒美が与えられてラッキー
・結果的に前向きに取り組める
一見ウィンウィンな関係に見えます。
それでもご褒美作戦はオススメできません。
それは、子どもが『ご褒美を与えられることが目的』の行動になってしまうからです。
そういった経験が続いてしまうと、同じような行動でも、ご褒美が与えられない時や、ご褒美を与えない人を相手にしたとき動かなくなります。
そして、行動そのものに意味を持って取り組めません。
要は、『いつまで経っても前向きに取り組むことができない』ということです。
効果はありますが強力な副作用もある訳です。
ご褒美がシールなどちょっとした物であってもそうです。
移動中・家事などのついでに聞けて便利です。
『物で釣る』子育てに変わる、具体的な関わり方
それは、『その子の頑張りをしっかりと認め、喜んであげること』です。
人に喜ばれるというご褒美は副作用のないご褒美です。
詳しく解説します。
ついつい大人は
・結果で判断したり
・子どもなりに頑張って取り組めたことは見逃したり
としてしまいがちです。
次の新たな取り組みに繋げてあげるためにも、子どもがどれだけ
・時間をかけたのか
・工夫したのか
といった『子どもなりに頑張った部分』を認めてあげてください
『子どもの頑張り』の具体的な認め方
大人はすぐ結果を求めてしまいがちです。
しかし、日々の過程があっての結果です。
過程をどれだけ頑張って取り組めたかによって、結果が左右されます。
具体的な言葉かけとしては例えば、
過程の認め方は、「今日はいつもより沢山の問題をしていたね。こんなに頑張れるなんて嬉しいな。」
すぐに結果が出てしまうような短い取り組みにも
過程の認め方は、「弟に優しく声を掛けてくれていたね。面倒見るようにお願いして助かったよ。」
というように、認め方のポイントとしては
・日々継続して
・褒めるだけでなく喜ぶ(特に重要)
ようにすると大変効果的です。
子どもは人に喜ばれることによって、「自分の行いが相手に良い影響を与えている」と感じます。
自分の行いに価値があると感じることで、また次の原動力となります。
『喜び方』はコチラが参考になります↓
ご褒美の与え方によっては効果アリ
ただしシールを与えるのも、関わり方によっては効果的になる場合があります。
貯まっていくシールを見て、
・それを見て周りの人に頑張りを喜んでもらえる
ための物なら、むしろ有効な手段です。
point!
・自分の頑張りを目で見て確認できるようにする(いつでも見やすい場所に貼る)
こうやって価値をつけてあげることで、『シールを貰うための行動』でなくなります。
そうすれば、次への原動力となります。
高価な物を与えると、どうしてもご褒美目的で行動してしまいます。
まとめ
・継続して過程を認めてあげる
・子どもなりに頑張ったことは、しっかりと喜んであげる
こうした日々の大人の関わりが、結果的に大人の期待するゴールへと繋がっていきます。
たとえ大人の思うような結果にならなかったとしても、その先も諦めずに過程を喜んであげてください。
その関わりが少しずつ子どもを成長させていきますよ♪
移動中・家事などのついでに聞けて便利です。
最後までご覧いただきありがとうございました。