他害をする子に悩んでおられるパパ・ママ・先生方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、
・相手のことを思いやれる子
に育むための関わり方についてお届けします。
子どもだけでなく、周りの大人も幸せになる方法ですよ♪
・調子の波がある子
・本来の力が出せていない子
目次(タップでジャンプ)
ご質問いただきました
お子さん:3歳の男の子
お母さんより:「弟のことを蹴って困っています。どう関われば良いでしょうか?」
現在の状況
お母さんが「弟がダメなことしていたら、お母さんに教えてね」とお兄ちゃんに伝えたところ、 お母さんに教える前に、弟を蹴ってやめさせようとしていたようです。
考えられる要因
①お兄ちゃんの責任感の強さ
②その他で何か困り感があるのでは・・・
今回のお話は、↑こちらの動画↑でも詳しく解説しています♪セットでどうぞ!
【他害】弟を蹴る子への関わり方
では3つの具体策です!
具体策①長所は消さない
まだ3歳ということもあり、
・どこまでが良いことで
・どこからがダメか
が分からないでしょう。
厳しい言葉ではなく、じっくりゆっくり線引きをしてあげてください。
一度では理解できない年齢かと思いますので、諦めずに。
ただ、この責任感は伸ばしてあげたいところ。
⇨「ダメじゃない!」など一辺倒に怒るのではなく、認められるところは認めてあげましょう。
蹴らずにいられた時は価値付けのチャンスです。
価値付けの方法は、次の具体策でご説明します。
・子どもがイライラする
・心に響く声かけを知りたい
・前向きに取り組ませたい
・忙しくてつい子どもに当たってしまう
などなど、お悩みの方の心が楽になるような配信をしております。
具体策②価値観を育む
日々の声かけで、お子さんの価値観を育みます。
ここでいう価値観とは、「弟を優しくするのは良いことなんだ」という価値観です。
人が行動に移す3パターン
人が自ら行動に移すには、
②デメリットを避けるために動く
③価値観に沿って動く
の3つがあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
価値観を育む
「弟を優しくするのは良いことなんだ」という価値観を育むことで、弟のことを思って関わることができるようになります。
日々の声かけによって育みます。
ポイントは、
・具体的に
・感謝
の2点です。
声かけの例
できていないことにも口出ししたいですが、それ以上にできているところを価値付けしてあげましょう。
声かけの例❶
声かけの例❷
しかし、お兄ちゃんもただ我慢しているだけでは辛いので、その心のモヤモヤは兄弟の間に入ってすっきりさせてあげましょう。
具体策③他の困り感を減らす
「イライラの器」がいっぱい?
子どもが感情を露わにするときは、いろんな要因がありますが、共通していると思うのは、この「イライラの器」がいっぱいの状態です。
イライラの器とは、それぞれの人の中にある、イライラが耐えられるコップのようなもの。
様々なイライラ、モヤモヤが解決されずに溜まりすぎて、持ちこたえられなくなる時に爆発してしまいす。
大人も同じ
・仕事がうまくいかないとき
・急いでいるとき
・やらなければいけないことがたくさんあるとき
など、たくさんの困り感(イライラ、モヤモヤ)が溜まって解決されていないとき、プチッときてしまうことありますよね?
普段なら受け止められることもうまくできないときありますよね?
それと同じです。
子どもに心の余裕があるかないか、を察知し、 定期的にその困り感を取り除き、「イライラの器」の空きを増やしてあげるようにしてあげて下さい。
↑これくらい余裕があれば、何かあっても受け止められますね♪
困り感は人それぞれ
その子によって、困り感の原因は異なります。
学校や園、習い事先の場合もあります。
先生などに「実は家ではこんな風でして・・・」などと相談してみるのもいいかもしれません。
その子のことをよく見ていてくれる人と共有することで、 何かヒントが見えてくることがあります。
ぜひ先生や習い事先なども頼ってみてください。
まとめ
今回のお話は、↑こちらの動画↑でも詳しく解説しています♪セットでどうぞ!
このお子さんに限らず、子どもにはよくあることです。
大切なことは、
・「弟を優しくすることは良いことなんだ」という価値観を育む
・そのためには正しくできたときにしっかり褒める
ことがポイントです。
できないことを注意されることが当たり前になっている子の中には、「親に構ってもらえると誤学習している」ということも考えられます。
注意する回数よりも、価値づける回数を意識して増やしていってあげて下さいね♪