特にそこまで怒るようなことがあるわけでもないのに、突然強く叩いたり押してくるような子はいないでしょうか?
今回はそのような子どもに対しての
・考えられる要因
・その対応方法
をお届けします。
このサイトでは、
・発達障害だから
・元々こういう子だから
では片付けません。
行動には必ず理由があります。
日頃から、子どものこういった表れに悩まれている方、根本から解決したいとお考えの方、ぜひご一読ください。
目次(タップでジャンプ)
【他害】叩いてくる子への効果的な対応【障害で片付けない】
可能性のある二つのケースをあげて、要因と対応方法をお届けします。
ケース①間違った関わり方として学習している(正しい伝え方が分からない)
2つの要因
・大人の怒りやイライラといった反応を『構ってくれる=愛情』として捉えてしまっている
対応方法
・別の関わり方を教えてあげる
具体的には、落ち着いている時に「聞いて」と普通の態度で関わってきた時がチャンス。
その子にとっては普通の関わりをしたつもりでもしっかりと褒め、感謝してあげる。
例えば、「そうやって言ってくれるとママ嬉しいな。ありがとう。」と伝えてあげると効果的。
さらに、「パパ聞いて、上手にこの子が伝えてくれたよ。」と周りの人も巻き込んで喜んであげるとさらに良いです。
自分の行動が周りの人に良い影響を与えていると感じさせることで、子どもはどんどん価値を感じていきます。
できて当たり前と思わず、その都度しっかりと伝えてあげてください。
ケース①をまとめると
『子どもが叩く→大人が怒る』の回数を減らしつつ
『子どもが上手に関われた→大人がしっかりと感謝』の好循環を作る
ケース②大人が気付いていない、『その子なりの』困り感がある
困り感がたくさん溜まっていて、少しでも何か辛いことがあった時に限界がきて攻撃してしまっているかもしれません。
2つの要因
・何か過去のことでずっと引きずっていてスッキリしていない
例:兄弟喧嘩をした、見たいテレビが見れなかった
・この先のことでモヤモヤしている
例:宿題が沢山溜まっている、来月の行事が憂鬱、明日の給食が嫌
対応方法
・普段からどう言ったことで困りやすいかを知る。
そのためには子どもと普段から「最近学校はどう?」「何か最近嫌なことあった?」と気にかけてあげることが大切です。
・困り感はできるだけ減らしてあげる
例えば宿題が多いのが辛いのであれば、先生にお願いして宿題の量を減らしてもらったり、親がヒントを出して答えやすいようにする。
結局、困り感を抱えたまま取り組んでもあまり身にならないので、サポートしてでも困り感は解消してあげた方が価値があります。
まとめ
・上手に関わってきたときは、当たり前と思わずしっかりと喜び価値付ける
・困り感が溜まりすぎている可能性があるので、普段から気にかける
・困り感が解消できそうなものは、どんどん解消してあげる
以上です。
子どもがいつもより少しでも楽に過ごせたとしたら、そこから落ち着いていく可能性は大いにあります♪
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最後までご覧いただきありがとうございました。