家でも学校でも大人が子どもに叱る場面は日常的にあると思います。
できれば叱りたくないけど、どうしても叱らないといけない場面も。
その叱り方は、子どもに響いているでしょうか?
叱られる子どもにとって価値のあるものでなければ、大人も子どもも損をするだけです。
私も以前は、子どもが思うように動いてくれない時などにイライラを抑えきれずに威圧的な態度を取っていました。
叱る大人も、叱られた子どもも決して良い気分ではありませんでした。
しかし、今回お届けする方法に変えてからは、子どもは成長し、叱る数がかなり減りました。
今回のお話のメリット
・心に響く分、次につながる
・結果、子どもだけでなく、大人も楽になる
普段から「叱ることに疲れている方」、「もっと上手く気持ちを伝えたい方」、ぜひ最後までご覧ください。
せっかく叱るなら効果的にしたいですよね♪
目次(タップでジャンプ)
子どもを『効果的に叱る』時に最も大切なこと
効果的かどうかは、子どもが叱られた時に納得できるかどうかです。
納得できる叱られ方をする子はこういう良い循環が生まれます。
②大人は叱る回数が減り、ストレスが減る。
③叱られない分、子どももストレスが減る。
④その分もっている力が発揮しやすくなる。
では納得できる効果的な叱り方を具体的にいくつかお伝えします。
※お子さんに合わせてできそうなところを調整して取り組んでください。できれば全て実行する方がいいですが、途中で取り組めなくなるより、確実に続けていく方が効果があります。
移動中・家事などのついでに聞けて便利です。
せっかく子どもを叱るなら効果的な方法で【コツ7選】
①予め、決まり事(約束)としてやってはいけないことを伝える
・やってしまってから伝えても効果は少ない。事前に伝えておく。
・「◯◯をしたときは叱るからね」と理解させておく。
・お互い落ち着いている時に話をする。(子どもも理解しやすい)
・決まりごとの範囲内の言動なら叱らない。
・日頃から子どもが意識できるように、決まりごとは定期的に確認しておく。
②毎回何度叱っても守れない決まり事は約束をしない
・守りやすいレベルや内容にする。
・何も変わらないのに叱り続けると自尊心が低下するだけ。
③決まりごとの量を少なくする
・細かくあれこれと決まりごとを伝えると覚えられない。
・人は一度に3〜5個のものしか覚えられない。
(自分から決めた決まりごとでなく、大人に決められたものなら尚更)
④分かりやすい決め事にする
・子どもでも分かるような内容にする。大きいカテゴリーとして伝える。
例2:物に当たらない
例3:困ったときは怒らずにお願いする
シンプルにするといいです。
⑤叱ったあとはフォロー(特に重要です)
・正論であっても「でもそれはあなたが悪い」と詰めると子どものイライラや悲しみは収まらない。
・「どうしてあんなことしたの?」「何か辛いことでもあったの?」と子どもの思いを聞く。
・同情できるところはしてあげるだけで、かなり落ち着く。
・子どもが冷静になったら『何がいけなかったのか?』『どうすれば良かったのか』を考えさせる。
その方が、子どもも大人も冷静になって話すことができます。
⑥できるだけ叱らなくてよい環境にする
・叱る場面をなるべく減らしできる経験を増やす
→ 歩道から出ないようにさり気なくガードする
例2:雑な字を叱るのなら
→ 先になぞり書きにしたり量を減らしたりしておく
⑦怒るではなく、あくまでも叱る
・腹を立てて感情的になるのは『叱る』ではなく『怒る』。
・威圧的な態度で子どもの言動を押さえ込むのは一番手っ取り早い。しかし、子どもが納得しないと効果は薄い。
・これではなかなか子どもの心には響かない。
・大人がその時の感情でキツくなったり、時には叱らなかったりすると、どんなことで叱られるか子どもには分からなくなる。
とは言っても、大人が感情的になってしまったときは
しっかりと謝る
どうしても大人だって日々のストレスなどでイライラして感情的になってしまうものです。
私もそうです。
完璧に対応するなんて無理です。
感情的になってしまったときは、自分が落ち着いてからしっかりと謝ればいいです。
それも子どもにとっては良い学びになりますからね♪
まとめ
ポイントは、子どもが叱られても、
・「言われても仕方ないか」
・「いつも言われているやつだ」
と納得できることです。
叱った後のフォローもしてあげれば次に繋がりますよ♪
移動中・家事などのついでに聞けて便利です。
最後までご覧いただきありがとうございました。