心に余裕がある子ども

「この子はもっとできるのに」

「この力を他でも発揮して欲しいのに」

とお悩みではありませんか?

 

私はこれまでたくさんの子どもを見てきて、せっかく力があるのに、

・日によって

・取り組む内容によって

力の注ぎ方(調子)に波がある子への対応に悩んできました。

 

そこで今回は、子どもが持っている力を存分に発揮するための関わり方についてお伝えします。

私は、今回の考えを実践することで、子どもの本来の力が発揮しやすくなりました。
そして、大人にも大きなメリットがあります♪
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子どもの成長に「心の余裕」が必要な理由とは?

余裕のある子ども

今回は子どもに、

・オン(頑張って取り組む時間)

・オフ(ゆっくり自由にできる時間)

をはっきりしてあげることで、子どもの持っている力を存分に発揮させる関わり方についてお届けします。

 

なぜ人はオンとオフが必要なのか?

よく学校では、

「休み時間は次の時間の準備をする時間。」

「遊ぶための時間ではない。」

と言います。

 

もちろんそうです。

休み時間だからこそやらないといけない事は沢山あります。

当然それはその子や周りのためになるから行うのです。

 

だからと言って、無闇やたらに子どもの安らげる自由な時間を減らすのは、子どものためになりません。

ただでさえコロナ禍で制限されることが多い時代です。

 

今一度、

・何が本当に必要か

・どの場面ならやる量を減らせるか

を考えてみることをオススメします。

 

目的はどこか?

①やった方がいいことは、詰め込んででもやらせることが目的なのか?

それとも、

②やるときは、その子の力を存分に発揮し、しっかりと学びを身に着けることが目的なのか?

 

②の方が良ければ子どもには是非、

・オフ(心のゆとり)の時間

・自分で選択できる機会

を与えてあげてください。

 

なぜこの2点が必要なのかを今から説明します。

 

理由①集中できる時間は決まっている

集中する子ども

どうしても大人は子どもに対して期待するがあまり、子どもにどんどんやることを入れ込みがちです。

表面上、子どもが取り組んでいれば、大人は「大丈夫だな」と感じるかもしれません。

そして、取り組み続ければ、集中力が高まると思うかもしれません。

 

しかし、人には集中できる時間に限界があります。

集中力は、物事を何とか続けていれば養われるものではありません。

 

集中し続けられる時間は長くても30分

最新の研究では、十分に鍛えられている人でも、維持できる集中時間は「120分」とされています。

一般の人であれば、大人でも子どもでも、イスに座り、同じ姿勢のまま1つの作業に没頭できる時間は、長くて30分といったところです。

 

そのような子ども達に、

例えば学校なら、

・45分授業が終わって、休み時間にさらにやることを強要する

家なら、

・習い事、お手伝い、宿題とやることが続く

と言った、オフ(ゆとり)が無い状態であれば、どこかでオフが必要になってきます。

 

その子が納得して、前向きに取り組んでいるならまだ良いと思います。

しかし、

「もっと自由になりたいな」

「実はもっとこういう風に行動したいのに」

と感じているのであれば、目の前の取り組みに対し、そこまで力が注げていない状態です。

それが表面上、取り組み続けていたとしてもです。

 

大人が意識して「オフ」を与えるようにする

これも研究結果からのお話ですが、15分や30分の集中の合間には、積極的に『何も考えなくてもいい休憩』が必要です。

 

一見、集中力がずっと続いているように見える人ほど、うまく休憩を挟み、短時間の集中状態をくり返しています。

疲れていないからこそ、集中した状態をくり返せます。

①短時間(15-30分)集中する。
②5分ほど休憩する。
③短時間(15-30分)集中する。
これの繰り返しです。

 

休憩時間は、5分くらいがちょうど良いです。

例えば学習を行うにしても、「もうちょっとやれそうなのに」と感じるくらいで一旦やめておく方が効果的です。

その方が次もまた意欲的に取り組めるようになります。

 

そして、オフの時間に脳が学習したことをまとめてくれます。

休憩を意識して取ることで、集中できるだけでなく、学習効果も高まります。

 

授業も工夫次第

ただ、授業中にそのような完全に休憩する時間を取るのは難しいです。

 

なので、

・30分座り続けたら、合間に数分だけでも立ったり移動したりした活動に変える。

・クイズやゲーム感覚のような、脳がリラックスできるようなものを提供する。

と言った工夫をしてあげるだけでも効果があります。

 

そして、授業後の休み時間は、ゆっくりできる時間を少しは確保してあげたいですね。

 

子どもは自分からオフに持っていけない

上手に「力を抜く」ということができない子も大勢います。

 

特に大人から、

・授業後の休憩時間は遊ぶ時間ではない。

・学校が終わったら塾に通って、帰宅後は宿題をやって、お手伝いをするべき。

と、大人に「こうするべき」と決められたら、それに従うしかないでしょう。

 

そして、ずっと頑張り続けた結果、集中が切れた時。

例えば授業中に、

・手遊び

・友達とお喋り

・教師や友達の発表を聞けない

と言ったことが、わざとでなく、自然と起こってしまいます。

そして、注意される。悪循環ですね。

 

もしかしたら、体育でいい加減に準備体操を行うことで、怪我につながることだって考えられます。

いかに大人が「力を抜く時間」を確保してあげるかが大切です。

 

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「ずっと全力は出せない」(イチローさんの言葉)

集中する子ども

以前、元メジャーリーガーのイチローさんが、テレビでとても興味深いことを語っていました。

甲子園出場の常連高、『智弁和歌山高校』の野球部員の練習に参加したときのことです。

 

この高校は当然のように日々、とても長い時間を練習に費やしていました。

そこでイチローさんが興味深い言葉を発します。

「練習時間の長さによる弊害が、少なからずある。」

 

球児たちは、守備練習、バッティング練習と様々なことを1日の中で行います。

その中で、練習時間の最後まで体力が持つように、無意識のうちに力を調整してしまうと言うのです。

つまり、「守る」「打つ」といった動作に対して、無意識のうちに力を抜いてしまう「クセ」がついてしまうという事です。

 

子どもたちにも同じことが言える

これは高校球児に限ったことではありません。

園や学校の子どもたちにも同じことが言えます。

日々詰め込まれた余裕の無い1日を過ごすと、子どもたちは自分の持っている力を注ぎ込めません。

 

学習しなければいけないことは決まっていても、

・集中できない

・記憶できない

・最後まで取り組めない

と言った弊害が出てきます。

 

どんな人でも全てのことに対して全力は注げません。

詰め込みすぎると限界が来てしまいます。

 

うまく、オンとオフを切り替えることで、オンの時に力を発揮できるようにしたいです。

だからこそ、大人はうまくオフを提供してあげたいです。

オフがあるから、オンにしっかりと力が注げます。

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子どもはそこまで器用ではない

疲れている子ども

やりたくて野球をやっている、高い志の高校球児ならまだしも、もっと幼い子ども達にとってはさらに辛くなる子も出てくるでしょう。

特に大人が決めたカリキュラム、大人が決めたルールに従う1日はとても疲れます。

一つ一つのことを上手くこなせる、いわゆる『できる子』ならまだいいかもしれません。

 

しかし、そこまで『できない子』だって当然います。

そう言った子は1日の中でも、

・できないことが続いたり

・大人に注意され続けたり

すると、モチベーションの維持が難しいです。

 

よく起こりがちな悪循環の流れ

①オフが少なくて力が発揮できない
②できないことを注意される・認められる機会が少なくなる
③力がさらに発揮できなくなる
④また注意される・認められる機会が少なくなる

この流れだと子どもは、

・やる気も無くなり

・集中も続かず

・落ち着きもなくなる

と、悪循環が続いてしまいます。

 

子どもの生活にも【改革】を

大人の世界では、

・働き方改革

・ワークライフバランス

と言った言葉をよく聞くようになってきました。

 

目的の一つとして、

・切り詰めるところは切り詰めて、時間や心に余裕を持たせる。

・それがまた仕事に良い影響を与える。

というものがあります。

 

子どもだってそうです。

ゆとり世代が叩かれている側面もありますが、だからと言って詰め込むのが良いことではないです。

 

実際に大体どの学校にも、

・やることを詰め込まれて

・辛くなって

・力が存分に発揮できていない子

がたくさんいるはずです。

 

『大切なことはできる限りやらせたい』という大人の思いは、時に子どもを苦しめます。

 

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【どう言った姿勢で取り組ませたいか】

目の前の取り組みに対して、日々どう言った姿勢で取り組ませたいでしょうか?

ここがまずブレていると、関わり方もブレてきます。

人によって考え方は違うでしょう。

 

一つ言えることは、オフがしっかりと無い限り、全てにおいて全力では取り組めないと言うことです。

崩れる子どもも出てきます。

 

力の抜き方が分からない子どもは辛い

学校でも家でも、放課後デイサービスでも、やるべきこと、やらせたいことはたくさんあると思います。

あげたらキリがないです。

 

・やった方がいいこと

・決まっていること

を子どもが全てこなすことが目的なのでしょうか?

 

力の抜き方が分からない子どももいます。

できる子に合わせると耐えられない子が出てきます。

 

耐えられない子が出ると、その子の対応に追われて結局どの子のためにも、大人のためにもなりません。

・子どもになぜ目の前のやるべきことを取り組ませるのか?

・どう言った姿勢で取り組ませたいのか?

改めて、目的を各家庭・学校で決めると良いと思います。

 

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具体策:子どものやる気・集中・落ち着きに必要な「心の余裕」の与え方

リラックスしている子ども

子どもにオン・オフを効率的に与える具体策です。

心に余裕が持てることで、子どもは落ち着きます。

そして、前向きに取り組み、集中します。

 

心の余裕の与え方。ポイントは2つ

 

ポイント①オフの時間を与える

「この時間はあなたが自由に過ごしていいよ」という枠を

しっかりと時間確保

そして、

わかりやすい形で

提示してあげるといいです。

日々、その時間が確保されているだけで、子どもの心に余裕(ゆとり)が持てます。

 

ポイント②選択できる自由を与える

【自分である程度コントロールできている感覚】を与えるのも効果的です。

 

・目の前の取り組みに対して「やる」「やらない」が選ぶことができる。

・「一緒にやる」「まずは見るだけ」等、どういう形で取り組むかを選ぶことができる。

と言った方法です。

 

関わり方は環境次第

関わり方は、

・周りの環境

・子ども

・どう言う姿勢で取り組ませたいのか

によっても変わってきます。

 

ここでは5つのポイントに分けて、具体的な関わり方の例をあげていきます。

考えるきっかけにしてみてください。

 

具体策①オンとオフをはっきりと分ける

これはただの例です。

お子さんや環境に合わせて考えてみてください。

 

家庭でできそうなもの

・1日に10分は全力で甘えさせてあげよう。

・土日はやりたいことができる時間を2時間は作ってあげよう。

 (どうしても無理な日は、別の日に確保するように伝えてあげよう。)

・楽しんで遊んでいる時は、あれこれ口出しするのはやめておこう。

 

学校でできそうなもの

・授業と授業の間の休み時間は、必ず5分は自由にさせてあげよう。

・6時間授業が毎日続いているから、この時間は外で自由に遊ぶ時間を作ろう。

・課題は始めに伝えた分で終わりにしよう。次から次へと追加するのはやめておこう。

 

具体策②カットできるものはカットする

思い切ってカットするだけで、他の取り組みでの子どものパフォーマンスは向上します。

 

家庭でカットできそうなもの

・習い事の日数は週に3日までにしよう。

・片付けは、今は1つでも自分からできたら良しにしよう。その分、認めてあげよう。

・「自分のことは自分で」と思っていたけど、荷が重すぎるものは手伝ってあげよう。

 

学校でカットできそうなもの

・教師の話を短めにして、毎回時間通りに授業を切り上げよう。

・宿題の量を減らそう。

・子どもが、どうしてもやりたくない時は「やりたくないです」の言葉で良しにしよう。

 

point!

ただカットすれば良いわけではありません。

やることに意味や価値が理解できて、前向きに取り組んでいれば、それはその子とってプラスに働きます。

 

 

具体策③取り組む内容を変える

カットできないにしても、

・取り組み方で変えられるところはないか?

を考えてみると良いです。

 

・辛そうに通っている塾はやめて、もっと気軽に行ける塾を探してみよう。

・テスト前に出題範囲を細かく伝えて、学習する範囲を狭くしよう。その分、学習に集中できるようにしよう。

・45分間座りっぱなしの授業はやめよう。

 

具体策④大人の関わり方を変える

こうすることで、前向きに取り組むめるようになることも沢山あります。

 

子どもに求めるレベルを下げる

・学習中の座り方を厳しくするのをやめよう。

・できていないことを注意する回数を減らして、できたことをしっかりと認める回数を増やそう。

・周りの子どもと同じ行動をするように強要するのはやめておこう。

 

関わり方を変える

・今までは時間がかかっても最後までやらせ続けたけど、それはやめておこう。

・集中しているときに口出しするのはやめておこう。

・発表したくなるような発問に変えよう。全員が発表するルールは辛い子が出るからやめよう。

 

具体策⑤選択させる

・その子が「やりたい」「やりたくない」と言えば、それは尊重して受け入れよう。

・イヤイヤでやるお手伝いは無しにしよう。いくつかのお手伝いを提示して、前向きに取り組めるものを子どもが選択できるようにしよう。

・イライラしている子に対しては、まず「どうしたいのか?」を確認して、その子の思いを受け入れよう。

 

大人にもプラス

子どもが一つ一つのことに力を注げるようになると、大人は子どもに手を掛ける時間や労力が少なくなります。

 

特にこう言った関わり、

「なんとかやらせる」

「注意する」

「子どものトラブル対応」

が日々あると、大人も大変ですよね。

 

好循環が生まれる

子どもが、詰め込みでなく、オフや選択の自由がある生活を過ごすことで生まれる好循環の流れです。

①子どもは気分良く過ごせる。
②トラブルが減る。
②目の前の取り組みに力が発揮できる。
③「できた」が増える。
④大人はプラスの言葉かけが増える。
⑤さらに頑張って取り組む。

これが、子どもが本来持っている力が発揮される流れです。

子どもの困り感は減り、落ち着き、やる気もアップします。

 

まとめ

笑顔の親子

・人は全ての時間に全力は注げない
子どもには
・オンとオフをはっきりとしてあげる
・カットできるものは思い切ってカットする
・改変できるものは積極的に行う
・大人の関わり方を変える
・選択させる。

 

子どもは、

「今の時間は大変だけど、これが終わればゆっくりできる」と見通しが持てるだけでも違います。

それだけでも目の前の物事に前向きに取り組める機会が増えるでしょう。

 

必ず毎日でなくてもいいです。

「基本的にはそういう時間が確保されている(大人が確保してくれる)」という感覚を持って生活できるだけで十分に価値があります。

 

子どもがパフォーマンスが安定して発揮できるようになれば、カットしてきたものを取り組ませても良いですね。

その時は、前向きに取り組み、その子の成長へと繋がるはずです♪

①力が発揮できるようになる。
②やる量を追加したり、求めるレベルを上げる。

この順番の方が子どもにとっても大人にとってもプラスです。

 

ぜひこれからの生活の中で、変えられそうなことは試してみてくださいね。

今回のおすすめ記事は5つ(ニーズに合わせてご覧ください)
①「やりたくない」の子への関わり方はコチラ↓
②【意味や価値を伝えてあげる方法】・【選択の与え方】はコチラ↓
③『子どものやる気がストップする関わり方』についてはコチラ↓
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最後までご覧いただきありがとうございました。

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