子どもの「やりたくない」への魔法の一言【大人も得する】

今回は、「あれ嫌、これ嫌」「やりたくない!」という子への対応についてです。

 

ついついそう言った子にイライラしながら、

・叱る

・無理にやらせる

と言う関わりをしていませんでしょうか?

私はずっとそうしてきたことがあります。

 

本記事では、そういった子が

・落ち着く

・成長する

・大人も子どもも楽になれる

ような関わり方をお届けします。

 

日頃から『やりたがらない子への関わり方』にお悩みの方は、ぜひ最後までご一読ください。

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子どもの「やりたくない」への魔法の一言【大人も得する】

私も以前はやりたがらない子に対して、「いかにしてやらせようか」ということばかりを考えていました。

時にはなかなか行動に移せない子に対して、「いいからやりなさい!」と怒ったこともあります。

子どもは納得しないながらも渋々やることもありました。

時には怒られて子どもがさらに不機嫌になり、泣いたり物に当たったりしたこともありました。

やりたくない時は毎回キレる・泣くというパターンに入ってしまっている子もいます。

そのときはたまたまやってくれたとしても、その子にとっては元々やる気の出ない取り組みなので、ただ「やった」という結果だけでです。

そこまで前向きでないのでその取り組みに大きな価値はありません。

「やりなさい」→「やりたくない」の繰り返しは子どもも大人も辛いだけですよね。

魔法の一言とは

それは、「やらなくていいよ」です。

大人がやらせたいことでもそう伝える方がいいです。

なぜそうなのか。詳しくお伝えします。

 

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やりたがらない子に「やらなくていいよ」がなぜ魔法の言葉なのか?

なぜこの言葉が効果的なのか。

その本質的な理由を理解していただくことが大切です。

 

理由①:信頼関係が高まる

やりたがらない子に対して毎回のように

大人「やりなさい!」

子「嫌だ!」

といった関わりを繰り返すと子どもはどのように感じるでしょうか?

 

子「この人は僕のことを全然受け入れてくれない」

 「僕の気持ちを伝えても無駄だ」

と大人に対して不信感を抱くでしょう。

 

では逆に、「やらなくていいよ」と伝えるとどうなるでしょう?

大人「嫌なんだね。やらなくていいよ。」

子「僕の気持ちを受け入れてもらえた」

と相手を信頼するでしょう。

 

それが次の理由②に繋がります。

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子どもをよい子に育てたい。そのあまり、声をかけ、世話をやきすぎて、依存心の強い、自立できない子どもが増えているといいます。しかし、子どもの将来を思うのなら、自分で考える力、周りとうまくやっていける本物の「生きる力」を身につけさせるのが親の務めです。本書では、コーチングの技術を応用して、子どもの内なる能力を引き出し、子どもが自分で考え、答えを出せる子育て法を紹介します。

 

理由②:子どもの『やりたくない理由』がはっきりと分かる

子どもはいつだって頑張りたいと思っています。

でもやりたがらないのには必ず理由があります。

 

気持ちを受け入れることで、このような良い流れが生まれます。

ドッジボールを例にします。

①受け入れる
子「やりたくない!」
大人「ドッジボールが嫌なんだね。やらなくていいよ。」
子「僕の気持ちを受け入れてもらえた」
②信頼関係が高まる
子「この人には僕の気持ちが伝えられる」
※受け入れられる場面が増えるほど、信頼関係は高まり、落ち着いて自分の気持ちを伝えられるようになっていきます。
③次も自分の気持ちを伝えようとする
子「ドッジボールはやりたくないよ」
④どこで辛くなるかわかる
大人「やらなくていいけど、どうして嫌なの?」
子「前に頭に当てられて、みんなに笑われたんだ」←困り感
※よくよく聞いてみたらこの理由以上に「なんだ、そんなことか。早く言ってよ。」ということもしばしばあります。
⑤困り感をサポートしてあげられる
大人「じゃあもし笑われないならやってみたい?それでも嫌?」
子「それならやってみようかな」
対応例1:ドッジボールを始める前に、みんなに笑わないように約束をする
対応例2:外野を勧める
⑥他の取り組みでも困り感をサポートしてあげる
どんどん信頼関係がアップしていく。
⑦「できた」「やってよかった」が増えて、他の取り組みでも「やってみよう」が増える
※『やらされて渋々行う』のと、『納得して自ら行う』のでは全く違った取り組みになります。

 

子どもの気持ちの受け入れ方についてはコチラ↓

 

「やらなくていいよ」と伝えることが不安な方へ

笑顔の家族

伝えるのを心配される方もいると思います。

 

それでもやってもらいたいときは?

時には「この時はなんとしてもやって欲しい」ということがあると思います。

先ほどの「受け入れる」という関わりが大人を信頼し、子どもの「じゃあ大人の意見も聞いてみようか」になっていきます。

要は交渉することができるようになる訳です。

 

普段から大人の意見は通すだけ通しておいて、子どもの気持ちは受け入れないようでは、なかなか子どもも大人の意見を全ては聞き入れられません。

ただし、子どもがやりたくないような取り組みであったとしても、そこに信頼関係があれば、子どもも交渉の場に乗っかってくれるようになっていきます。

 

信頼関係の築き方についてはコチラ↓

 

ですので、先ほどの理由②のような関わりを日々続けていくことが大切になってきます。

 

『ずるい子』になってしまわないか?

子どものやりたくない思いを全てを受け入れていたら、「やらない」ばかりを選ぶ「ずるい子に」になるのでは?と感じられるかもしれません。

 

ずるくてやらないのも理由があります

 

・子どもはできることなら頑張りたいと思っています。

・みんなで取り組むようなことは、一緒に取り組みたいと思っています。

 

それをやることで「やってよかった」と感じるよりも「やっても損をする」と感じてしまうから、なんとか理由をつけてやらないのです。

それもやりたくない理由がわかって、それがクリアされれば子どもは頑張りたい気持ちが芽生えて取り組むようになります。

 

ここでポイントがあります

その時は「やってよかった」と感じるくらい、必ず大人がしっかりと価値づけてあげてください。

「前はやりたくないって言ってたのに、今日は自分からできたね。成長したね。私まで嬉しくなったよ。」

と頑張れたことをしっかりと感謝をしてあげるといいです。

 

人は「自分の行動が相手に良い影響を与えている」と感じると何倍もやりがいを感じます。

色々な場面で感謝をしてあげてください。

適当に言い訳をしてサボるよりも、やることに価値を感じられれば、ずるい子にはならないです。

まとめ

笑顔の子ども達

ついなんとか大人が目先の取り組みをやらせようとすると、子どもは「結局やらせようとしてるんでしょ?」と簡単に気づくようになっていきます。

 

それよりも、

・普段から子どものやりたくない気持ちを尊重する
・困り感をサポートして、「できた」「やってよかった」を経験させてあげる
・頑張れたことをしっかりと感謝して価値づけてあげる

ことを続けて行ってあげてください。

「やりなさい」→「やりたくない」の繰り返しよりも、ずっと早く子どもは行動して、成長していきますよ♪

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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